事業内容

事業内容
 
事業1. 「カシワドール」(神経痛・リウマチ治療剤)
●本財団初代理事長柏戸孝雄の創製になる神経痛、リウマチ治療剤を「カシワドール」(KASHIWADOL)の名称にて、㈱ミドリ十字
 社(旧社名㈱日本ブラッドバンク)を通して、昭和35年6月以来世に送っています。
●「カシワドール」は、「神経痛・リウマチ治療剤」・「日本標準商品分類341143(解熱鎮痛剤・サルチル酸系製剤)、343991(コンド
 ロイチン製剤)」です。(ミドリ十字社資料より)
●「カシワドール」の健康保険の薬価収載は昭和36年11月18日で、保険適用は昭和36年12月1日です。
●「カシワドール」商標権は、その一部を㈱ミドリ十字社に譲渡し、この登録商標は、本財団と同社との共有となりました。
 (昭和36年4月5日)
●この商標使用料は、㈱ミドリ十字社との契約に基づき、本財団が収納しています。昭和35年発売以来、本財団の受領した登
 録商標使用料合計額は、令和3年3月末日現在85,048,956円となっており(年度収納状況別記)、この収入は、本財団の諸活動
 の重要な財源となっています。なお、この商標使用料の受領額から算定すれば、「カシワドール」は発売以来59年間、引続い
 て高い需要を示しており、神経痛、リウマチの治療への貢献は極めて大であるということができます。
●カシワドール商標権の一部譲渡先(共有)の変更
 当初、カシワドールは、㈱ミドリ十字との一部共有と云うことで登録商標を登記していましたが、平成11年7月19日付で、吉
 富製薬㈱へ変更登記の手続き完了、登録済通知書を受領しました。
●商標権の存続期間の更新登録
 商標は昭和34年12月15日登録されたもので10年毎にその存続手続をしています。現在の更新登録期間は平成21年12月15日か
 ら10年間となり、登録番号は、従来の第545731号商標を引継ぎ番号そのものの変更はありません。ところで吉富製薬㈱は平
 成12年4月1日よりウエルファイド㈱と社名変更、続いて平成13年10月に三菱東京製薬㈱との合併により平成13年11月26日三
 菱ウエルファーマ㈱に社名変更し同日商標登録を完了しています。
●販売権者の変更に伴う地位の承継
 三菱ウエルファーマ㈱が小林製薬工業㈱との間でカシワドールの販売権を平成15年3月17日をもって譲渡するのに伴い、契約
 上の地位承継に関する契約書を原契約に基づき平成15年1月31日に締結しました。また、平成17年7月には小林製薬工業㈱が
 アイロム製薬㈱の子会社化になり、アイロム製薬㈱に社名変更になっています。更に平成27年4月1日には親会社の共和薬品
 工業㈱から「共和」の名前を冠し、共和クリティケア㈱に社名変更になりました。
 
事業2. 医学研究奨励金
1. 基金の設立
  昭和47年5月「柏戸医学研究奨励基金」を設立し(基金の設定要綱別記)、本財団の目的に添う医学研究に対して、奨励金を贈
  呈することとし、昭和48年3月に第1回の贈呈を行いました。以降、毎年度贈呈を続け令和3年3月で第49回に至っておりま
  す。
2. 基金原資
  「カシワドール」商標使用料収入のほかに、昭和46年、本財団初代会長有馬英二先生のご遺族のご寄附、その他物故役職員ご
  遺族のご寄附、また、団体或いは個人の方の特志によるご寄附もいただくほか、事業収入の一部を加えて増大に努めており
  ます。
  特に、平成元年度には故北川外世次様並びにご遺族からの多額のご寄附もあって、研究基金(特別会計)の令和2年度末現在
  額は、46,366,516円となっております。
3. 贈呈者の選考
  当初、審議・決定は、毎回理事会で行っていましたが、第15回からは、本事業の一層の公益性発揮のために、一般公募を行
  い、その審査・決定は、本財団の委嘱する審査委員会によることに致しました。
  公募の案内は、今年度は千葉県内の医科大学、同附属病院、国公立並びに地域の主要病院等施設、機関に送付いたしており
  ます。
4. 第45回(平成28年度)贈呈者と研究課題
贈 呈 者 対 象 研 究
千葉大学医学部附属病院
小児外科 医員
西村雄宏氏
神経芽腫PDXモデルを用いたNKT細胞を標的とした新規治療法の開発研究
千葉大学大学院工学研究院
教授
田中学氏
がん検診における新型コロナウイルス感染予防に向けた流体力学的アプローチ
千葉大学総合安全衛生管理機構
助教
齊藤朋子氏
大学における肥満学生の腸内細菌叢と肝障害についての検討
 
5. 研究奨励金贈呈実績
  第1回より第49回までの研究奨励金の贈呈状況は、贈呈者は計125名、贈呈額の合計は45,700,000円となっております。
 
事業3. 医療育英奨励基金の設立
本財団設立当初から格別のご高配を賜った理事菅野儀作様のご死去(56.1.25)の後、ご遺族から、本財団事業のためにということで金100万円のご寄附がありました。かねがね看護師、医療技師、事務職員等に対してご激励をいただいていたお気持ちに添うべく、理事会の決議を経て、医療従事者育英奨励基金(特別会計)として設立し今日に至っています。令和2年度末基金の額は、1,891,887円。まだこの奨励金の贈呈は行なっていませんが、本奨励金の増額を図ると共に、今後、その趣旨達成に努めたい。
 
事業4.医療従事者の教育・育成及び支援事業
本財団の新規事業として、寄附行為の一部を変更し、医療従事者の教育及び育成・支援事業を行うこととしました。(寄附行為変更認可、平成10年3月16日)
この事業はJFBネットワーク協同組合(理事長:別府隆氏)が主体となり、いろいろお骨折りの末、外国人看護師養成支援事業を行っており、この事業に参加協力をしている4医療機関に対して、支援・援助をしていこうという事業であります。
平成9年度の第1回目の支援から平成15年度まで7回にわたり支援金贈呈を続けてまいりました。しかしながら平成16年度以降は協力企業からの寄付金の見合わせの申し出があり、当財団でも支援寄付金について検討してまいりましたが、大変残念ではありますがその後は支援金贈呈を見送らせていただくことになりました。
しかし、今後もこの事業を益々発展させ、優秀な看護師養成・支援に努力して参るつもりでおります。
 
 外国人看護師養成協力医療機関名
 1. 医療法人 弘仁会 板倉病院
 2. 医療法人社団 三友会 三枝病院
 3. 社会医療法人社団 さつき会 袖ケ浦さつき台病院
 4. 医療法人 柏葉会 柏戸病院
 
事業5. 医療事業
本財団では、小倉台柏戸クリニック、長洲柏戸クリニック、ポートスクエア柏戸クリニックの3クリニックにおいて、医療事業を行っております。
 
事業6. 介護事業
本財団では、小倉台柏戸クリニックに併設された、柏戸デイサービスセンターにおいて、通所介護事業を行っております。
長洲柏戸クリニック
 〒260-0854 千葉市中央区長洲2-20-27
 TEL:043-222-2873 FAX:043-222-8959
ポートスクエア柏戸クリニック
 〒260-0025 千葉市中央区問屋町1-35
 TEL:043-245-6051 FAX:043-245-6055
小倉台柏戸クリニック
 〒264-0006 千葉市若葉区小倉台4-18-3
 TEL:043-231-0257 FAX:043-231-0270
医療事業本部
 〒260-0854 千葉市中央区長洲2-20-27
 TEL:043-225-5561 FAX:043-225-5564
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